人口減少や少子高齢化が進む中、私たちの町にある大切な公共施設を、将来にわたってどのように維持していくかはとても重要な課題です。 今回の一般質問では、町民の皆さまの「使いやすさ(利便性の向上)」を高めることと、今の時代に合った「適正なご負担」のお願いという両輪で、持続可能な施設運営に向けた提案を行いました。

1. スマホで簡単!公共施設のオンライン予約へ
現在、中央公民館や農村環境改善センター、B&G海洋センターなどの公共施設を予約する際、皆さまには平日の窓口や電話での手続きをお願いしています。 しかし、これでは日中働いている現役世代の方々が利用しづらく、ホームページ上の空き状況も手動更新のため、最新の予約状況が反映されていないという課題がありました。 また、対応する役場職員にとっても、電話や窓口対応のたびに本来の業務が止まってしまうという負担が生じています。
町への提案
- 既存システムの有効活用 町がすでに導入しているシステムの「予約機能」を有効化するだけで、多額の費用をかけずにオンライン予約の第一歩を踏み出せると提案しました。
- スマホで完結する本人確認(eKYC) わざわざ窓口に行かなくてもオンラインで初回登録ができる仕組みを作ることで、より多くの方に利用してもらい、職員の負担も減らすことができます。
答弁と成果
担当課長からは「現在の予約対応には一定の改善余地がある」との認識が示されました。 さらに町長から、「国のDX交付金の活用も含めて調査し、若年層の利用が多いスポーツ施設については早期に対応したい」という大変前向きな答弁を引き出すことができました。
2. 時代に合わせた使用料の見直しと分かりやすい案内
皆さまは、学校の体育館やまんが美術館の使用料をすぐにご確認いただけるでしょうか。 実は、ホームページを見ても料金がどこに書いてあるのか分かりにくい状況が続いていました。 さらに、多くの施設の使用料は、なんと消費税が3%だった平成元年時代から30年以上も据え置かれています。 物価や光熱費が上がる中、町外の方も町内の方と同額で利用できる施設もあり、公平性や維持管理コストの面で大きな課題がありました。
町への提案
- 分かりやすい情報発信 ホームページや「暮らしの便利帳」を活用し、すべての施設の使用料を町民の皆さまが迷わずすぐに確認できるようにすること。
- 公平な料金ルールの構築 30年間据え置かれている料金を見直し、町内外の区分を含めた明確な算定ルールを作ること。
答弁と成果
担当課長からは「早急にホームページなどで確認できるよう対応する」との改善が約束されました。 また、教育長からは「維持管理コストの上昇を踏まえると一定の整理が必要。今後、算定ルールの整理を検討する」との答弁があり、長年の課題だった見直しに向けて確かな一歩を踏み出しました。 町長からも、まんが美術館の無料措置を含めて検討していくとの声がありました。
むすびに:湯前に住んでいて本当に良かったと思える町へ
デジタル技術を活用して皆さまの利便性を高めつつ、その対価として今の時代に合った適正な負担をお願いする。 少し耳の痛いお話かもしれませんが、これこそが将来の世代に過度な負担を残さず、限られた私たちの公共施設をみんなで守っていくための現実的な道です。
これからも現状の課題から目を背けず、皆さまが安心して暮らし続けられる、持続可能な町づくりに全力で取り組んでまいります。