平成27年度 国道219号現地調査

1.工事概要

西都土木事務所と球磨地域振興局の案内で、三市町村(熊本県湯前町・宮崎県西米良村・西都市)議員による国道219号の現地調査を行った。
国道219号は、熊本市から宮崎市に至る九州中央山地沿線の経済活動を支える大動脈として重要な幹線道路(約200km)である。
整備も年々進んでいるが、特に西米良村から西都市区間において未整備/未改良部分がまだ多く残っている。 
平成27年度は、全5工区が計画されている。

2.今回視察した工事区間(5工区)

(1) 国道219号十五番工区【西都市】
・整備延長1.5km、幅員7m(車道部5.5m)の拡幅整備。
・完成予定は平成27年度。

・工区内にトンネル1箇所(550m)と橋梁1箇所(63m) を整備。
 平成25年7月からトンネル掘削開始し、平成26年度で完成。
 橋梁は、平成27年4月に完成。
・路側工はSPCW工法。従来の工法だと景観が損なわれ維持費もかかる。
 SPCW工法は、他工法に比べて工期短縮と経済性に優れている。

十五番工区の現地調査
[ ↑十五番工区の現地調査 ]

(2) 国道219号岩下工区【西都市】
・整備延長1.0km、幅員7m(車道部5.5m)の拡幅整備。
 約7年で完成予定。
・平成27年度に調査・設計を行う。
・工区内にトンネル2箇所 を整備。トンネル掘削は5年後。
・高低差が70m~80mあり、トンネルを直線的に結ぶことができない。

(3) 国道219号小春工区【西米良村】
・整備延長1.7km、幅員7m(車道部5.5m)の拡幅整備。
完成予定は平成29年度。
・工区内にトンネル2箇所(347m、485m)と橋梁3箇所(69m、70m、56m)を整備。第1トンネルは平成27年9月に完成予定。
・1号橋は平成28年2月に完成予定。

小春工区の第1トンネル
[ ↑小春工区の第1トンネル ]

(4) 国道219号横野工区【西米良村】 ※平成26年度完成。車窓確認
・整備延長約3.2km、幅員7m(車道部5.5m)の拡幅整備。
・工区内にトンネル1箇所(717m)と橋梁1箇所(橋長97m)を整備。
・当初計画していた横野大橋(橋長180m・鋼橋)の架替については、事業費が嵩むことなどから、当面は既存橋を補修して活用する。平成27年に工事完了の予定。

(5) 国道219号桐原工区【西米良村】
・整備延長約400m、幅員7m(車道部5.5m)の拡幅整備。
・完成予定は平成27年度。

桐原工区の現地調査
[ ↑桐原工区の現地調査 ]

(6) 国道219号湯前上里歩道整備工事【湯前町】
・整備延長300m。
・事業期間は平成24年~28年度となっているが、用地交渉が難航している。
 現在、買収完了が1件。

3.まとめ

国道219号線の宮崎県内区間約70kmのうち、西米良村~西都市区間は約60km、その内の約3割が未整備/未改良区間であり、緊急輸送道路、観光道路として十分に機能していない状況にある。

宮崎自動車道は築30年を過ぎ、南海トラフ地震などで高速道路が通行止めになった場合、国道219号は重要な緊急輸送道路となる。

全整備には、概算で約300億円(1mあたり200万円)といわれている。
本協議会において国道219号の重要性を共有し、今後も国・県に対して道路整備の要望を続けていくことを確認した。

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