式典には約50人が参加しました。
下町橋は、明治39年(1906年)に都川に架けられた全長17.5m、幅員3.25mの石造アーチ橋です。橋の名前は、両岸の地名「下城」と「古橋」から1文字ずつ取って名付けられたといわれています。また、権現渕に架かることから、別名「権現橋」とも呼ばれています。明治39年以前は、木橋または土橋が架かっていたようです。下町橋を担当した当時の石工は不明ですが、種山石工の流れをくむ人たちが来たらしいと言われています。
経年劣化や令和2年7月豪雨の影響などで石積みがずれて隙間もできていました。平成31年から専門家調査、補修設計を行い、令和4年12月から補修工事を開始。ガードレールは、創建当時と同じ石造の高欄に変更しました。施工業者は尾上建設(山都町)で、総事業費は1億4149万円。内訳は次のとおりです。
【工事内訳】※千円以下は省略
設計費 1001万円
管理費 1403万円
工事費 1億1743万円
余談ですが、那須良輔氏の景観絵の中に、下町橋を描いた「めがね橋」という作品があります。