湯前町学校給食共同調理場の建設

概要

小学校低学年プール跡に、学校給食共同調理場の建設が9月11日から始まりました。
新調理場は、老朽化対策だけでなく、最新の衛生基準を満たし、調理する方が働きやすい安心・安全な環境を目指しています。
12月21日に上棟式と餅投げが行われました。餅投げには、児童生徒・教職員を合わせて、約300人が参加しました。

現在の調理場では、小中学校の給食「約340食」が調理されています。

完成は平成28年3月、共用開始は平成28年2学期を予定。

背景

給食調理室は、昭和58年に建設され30年以上が経過し、非常に老朽化しています。
現在の調理場は、ウェットシステムでありドライシステム対応になっていません。
ドライシステムとは、従来の厨房(ウェットシステム)と異なり、床を極力濡らさずに乾いた状態を保ちながら運用する方式です。

調理場内は、外からの害虫の侵入、菌類も防がなければならず、食中毒になれば非常に大きな問題になるため、気をつけて施設を整備しています。夏場は、もちろん火などを使うため40度近くになり、湿度もそれに伴い上昇します。

文部科学省は、平成21年4月に「学校給食衛生管理基準の施行について」の通達をしています。その中で、ドライシステムについて「導入するよう努めること」を明記しています。基準では湿度は80%以下、温度は25℃以下に保つことが望ましいとされています。また厚生労働省は、「大量調理施設衛生管理マニュアル」で、施設は、「ドライシステム化を積極的に図ることが望ましい」とあります。

今後も長期に渡り運用される学校給食の安心・安全、働きやすい労働環境を実現するため、早期の建替えが求められていました。

関連事業費

総事業費は、約3億円
〇学校給食共同調理場造成工事関連 2200万円 【H26年度6月補正】
〇学校給食共同調理場建設工事設計委託料 1200万円 【H26年度6月補正】
〇学校給食共同調理場建設工事 2億6730万円 【H27年6月補正 → 9月請負契約】

学校給食共同調理場 上棟式
学校給食共同調理場 餅投げ
目次