3月定例会で6次産業化に関する一般質問を行うことの準備と、湯前町の6次産業化を推進したい思いから、人生初の農業セミナーに個人で参加しました。
会場は満席で、農業を活性化したい皆さんの思いがとても伝わってきました。
湯前町からも役場と農業公社から担当者が出席されていました。
テーマ 「県南農業の活性化に向けて~地域に求められる人物像と稼げる農業の実現について~」
演題1.甦る県南農業 支える人材の育成と配置
蓑茂 寿太郎氏(一般財団法人公園財団理事長)
演題2.消費者の視点から見た農産物の高付加価値化
松元 努氏(株式会社阪食取締役常務執行役員)
日時 平成25年3月4日(月曜日)
場所 八代ハーモニーホール大会議室(八代市新町5-20)
以下は、セミナー内容のキーワードを抜粋したもの+α です。
・ニーズ(needs)
必要性や要求のことです。需要と考えてもかまいません。
顧客は、何か必要性を感じた時に、商品を購入します。
・ウォンツ(wants)
欲しいとか、買いたい、という欲求です。
ウォンツを上手く利用した商品が、ブランド品です。
・「農業復興」「6次産業化」・・・マーケティングに注力!
売り方の切り口を変えることで、どんな商品でもウォンツを持たせることができます。
このような工夫も、マーケティングなのです。
売りたい情報と買いたい情報「ニーズとウォンツ」から共感できる情報にどう変えるかが重要。
「加工場」投資より「マーケティング」投資
コミュニティで人を巻き込むこと・人とつながることが大切!
・コミュニティ
地域の高齢化にともない、コミュニティが重要になってくる。
生産者との交流・懇親が重要(飲み会や年1回の方針説明、表彰、生産者直売会、商談会など)
お客様とコミュニケーションをとりながら販売する。
70歳現役社会と多文化共生
・物流
生産者と加工(加工原料・外食材料)の間となる「中間流通業者」の役割が大きい。
産直だけでは限界がある。小売業をベースにして加工業や外食業などを展開
・日本農業再生における「三種の神器」
直売所、加工場、レストラン
・地域資源の資産化 → ブランド化
下村婦人会、五木の豆腐みそ など
・人材育成と配置が重要
農業経営+α(歴史・環境などの地域資源)